杉崎  英紀
Hidenori SUGIZAKI
B型 乙女座

【略歴】
1968年8月神奈川県小田原市生まれ。大学卒業後、小田原市役所に16年間勤務。在職中はさらなる地域貢献を担うべく法学修士やMBAを取得し、
日々の業務にあたる。ただし、この知識を業務に活かせたかは疑問。

全国的に和傘職人が減少していることを知り、日本の伝統工芸の灯を絶やしてはいけないと、公務員を辞めて和傘の道に進み、2009年に茅ヶ崎に戻り
「湘南和傘 英遊」を立ち上げる。

伝統的な和傘に加え、“和傘には和装、特別な日のもの”というイメージを払拭した、アロハシャツにビーサン、デニムなど日常シーンで使える
“湘南スタイル”や和傘をキャンパスに見立て自由な発想のデザインなど、雨の日が待ち遠しくなるような和傘を、全て手作業にこだわり制作している。

近年は和傘の材料を用いた和傘行灯で灯りの演出を手がける。またオリジナル和傘ランプシェード作成のワークショップ開催も行い和傘を通じて活動の幅を広げている。

【教育】
2022-2023Artist In Residence 2022-2023(Aoba Japan International School)
2010「和傘と職人人生」(Tokyo International School)
【TV】
2022ABEMA「オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない」
TBS「THE TIME,」
日本テレビ「ZIP!」
NHK「あさイチ」
2021tvk「kanafulTV」
tvk「猫のひたいほどワイド」
2018NHK大河ドラマ「西郷どん」 俳優への和傘所作・和傘作成所作指導、ドラマへの和傘提供
tvk「猫のひたいほどワイド」
フジテレビ「ニュース PRIME」
NHK「ひるまえホット」
2011〜2015TVKニュース
tvk「あっぱれ!KANAGAWA大行進」(総集編)
tvk「あっぱれ!KANAGAWA大行進」
日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」
TBS「知っとこ!」
【CM】
2017.1Panasonic WEBCM 電動自転車「耐」
【ラジオ】
2011〜FM横浜「SHONAN by the sea」「Lovely day」「kiss&Ride」「この街のたからもの」
【雑誌・新聞】
2012〜家庭画報・毎日新聞・読売新聞・湘南ジャーナル・タウンニュース・神奈川新聞

【個展・アート展等】
2021秋とテントとガーデンパーティ(花菜ガーデン 平塚)
2018アート×ハート展 vol.2 (平塚)
2017茅ヶ崎BOBA art展 vol.1 (ギャラリーAKI 鎌倉)
2016和紙の華咲くアート展(花菜ガーデン 平塚)
2012Le Jardin Japonais  (アクリマタシオン公園 パリ)
杉崎英紀作品展「創」(宮ノ下富士屋ホテル 箱根)
2011杉崎英紀作品展(ギャラリーAKI 鎌倉)
アースガーデン2011summer(代々木公園)
横浜赤レンガ倉庫クラフトフェア(横浜)
クラフトフェア(Hilton 小田原)
駒ヶ根クラフトフェア(駒ヶ根)
【会場装飾】
2023和ルミネーション®️2023(東京 大手町)
Hilton Odawara Resort & Spa迎春(小田原)
2022和ルミネーション®️2022(東京 大手町)
わをん「信じる 繋がる 広がる」コンサートvol2(南足柄)
春の縁遊会(小田原 報徳二宮神社)
2021和ルミネーション®️2021(TOKYO TORCH Park 東京 大手町)
音と灯りの杜〜晩夏〜(報徳二宮神社 小田原)
2020和ルミネーション®️2020(東京 大手町)
音と灯りの杜(報徳二宮神社 小田原)
2019和ルミネーション®️2019(東京 大手町)
和傘のイルミネーション(村雲御所瑞龍寺 近江八幡) 
湘南平開園60th記念イベント(平塚)
はままつフラワーパーク フラワーイルミネーション(浜松)
小田原城灯りの祭典(小田原)
夜桜詣で 灯りの奉納(報徳二宮神社)
Hilton Odawara Resort & Spa 迎春(小田原)
わをん「信じる 繋がる 広がる」コンサート(南足柄市)
2018和ルミネーション®️2018(東京 大手町)
わをん桂座音楽賞グランプリコンサート (桂座 修善寺)
灯りの祭典(湯河原町)
ITヘルスケア学会 第12回学術大会(川崎)
大田区和の祭典(東京都大田区)
2017小田原城 灯りの祭典(小田原)
夜桜詣で 灯りの奉納(報徳二宮神社 小田原)
わをん桂座音楽賞グランプリコンサート (桂座 修善寺)
2016小田原城 灯りの祭典(小田原)
夜桜詣で 灯りの奉納(報徳二宮神社 小田原) 
2015江ノ島灯籠(江ノ島 藤沢)
2014WFOT Congress2014 第16回世界作業療法士連盟大会 (パシフィコ横浜)

Hidenori Sugizaki

Hidenori Sugizaki, born in 1968 in Odawara, Japan, received his MBA and joined the civil service in the city office in Kanagawa Prefecture, where he worked for 16 years. Dissatisfied with the life of a typical ‘salaryman’ and concerned with the loss of Japanese craftsmen in all traditional arts, he began looking for an art he could study, with an eye to reviving the art’s popularity in Japan. After a trip to historic Kanazawa City where he met an 80-year-old master wagasa craftsman, Hide decided to pursue umbrella-making. Quitting his secure career, he traveled around Japan, studying construction techniques and making connections with the remaining artisans before opening his own shop in his home city, Chigasaki, where he resides with his wife, Kaoru, and two cats, Leilani and Magari. At the urging of his friends from Hawaii, Hide expanded his online presence to include these English pages and is keen to see the art of Japanese umbrellas spread far beyond his native shores.

【ひとり言】
和傘職人を目指した動機は「そこに和傘があったから」。
ある意味和傘の道は見えない山に登っているようだ。
終わりなき頂上を目指して登り続けよう。
そう、苦難を楽しみ今を生きていこう。
意志のあるところに道はあるのだから。
「常に貪欲であれ。そして愚かであれ。」

「Stay hungry, Stay foolish」
                  Steve Paul Jobs


The Three Monkeys

「和傘は使う人を鍛え育てる道具である」

「もし和傘を持っていたら、あなたは和傘を雨の日に使いますか?」と尋ねると、「もったいなくて使えない」とか、「家に飾っておく」という意見が大半を占めた。

私が考える和傘の姿とは、飾って眺めるためのオブジェではなく、雨の日に用を満たすために作られた道具である。

もちろん現代の生活に沿わなければ淘汰されてしまうが、今流行りの簡単お手入れフリーのモノは使う人を甘やかしてしまう。少し面倒ではあるが、使い方の習熟やこまめな手入れなど和傘と人との間で「会話」を重ねることでいい関係を築き上げていく。要するに「買ったら終わり」ではない複雑なつきあいが要求されるのである。

やがて和傘を使いこなせるようになった時、洋傘とは違う和傘の奥の深い心地よさと日本のモノづくりの良さに気付くはずである。

湘南和傘 英遊 「3大柱」

私は和傘職人を目指すにあたり「3大柱」を掲げました。

・テーマ

「世界に誇れ、日本のモノづくり。和傘で伝える日本の心」

・理念

「日本のモノづくりが人々に夢と感動を与える」

「衰退した和傘の普及・発展に努める」

・スローガン

「和傘を世界に広めよう!」